2013年10月5日土曜日

東京で国の基準1100倍のダイオキシン検出  池田こみち・青山貞一


みなさま

青山貞一です。

 東京都荒川区東尾久の東京都所有地(下水処理センター、大公園、運動
場、首都大学東京など)の一角で国の基準の1100倍超過する土壌中の
ダイオキシン類が検出された問題についての動画が完成しました。
 動画は75分。

 http://www.youtube.com/watch?v=86RNby1De-Q


<本調査報道動画のリード文>

 本動画は、2013年9月11日、オリンピック開催地発表の2日後に東京都
がホームページ上で公表した最大、国の基準の1100倍に及ぶ土壌中のダイオ
キシンについて、環境総合研究所(東京都目黒区)の池田こみち、青山貞一が現
地調査、インタビューなどを実施したうえで行う事実報道である。

 ちなみに、日本の基準はドイツ、イタリアに比べ10倍以上緩く、EUの基準に
対比すれば1万倍以上高いダイオキシンが東京都荒川区東尾久で検出されたこと
になる。

 東京都内で検出された土壌中のダイオキシン濃度としては過去最大であり、隣
接地には首都大学東京のキャンパスや巨大な市民公園もある。
                             

 本来、これほどの有害化学物質汚染については、新聞、テレビが大々的に報道
すべきものだが、今回はオリンピック開催地問題との関連か、ほとんど報道され
なかった。

 周知のように、ダイオキシンはサリンに比べ数倍も毒性が強く、史上最悪の猛
毒である。

  現在、国民の関心は福島第一原発事故による放射能汚染一色と言ってよい状
 況だが、世界に類例ない巨大都市、東京23区でこのような汚染がほとんど報
 道すらされない現状はきわめて異常なものといわざるを得ない。

 池田こみち 環境総合研究所(東京都目黒区)
 青山貞一、東京都市大学名誉教授(環境政策)


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